リリィ「……ひょっとして、今回も私現場に行っちゃいけないんですか？」

リリィ、バハウルグ所属だからねぇ。
一応、仕事さえしなけりゃ影響ないんだけど……ルールに書いちゃったし。

リリィ「ぶ〜ぶ〜、この石頭〜」

……でも、今回はリリィもレギュレーション制定に関わってたよね？

リリィ「うっ……」

とりあえず、今回は解説者席でおとなしく……は、しててくれないと思うけど、とりあえずこっちで待機、ってことでいい？

リリィ「……わかりました。
　　　　でも、今、何かものすごく引っかかる言い方しませんでした？」

気のせいだろ（きっぱり）

リリィ「そうですかねぇ。で、今回は誰が取材に行くんです？　またシャウトですか？」

いや、シャウトに仕事関係の実況は向かなさそうだし。
とりあえず、今回は彼女に行ってもらうことにしたよ。

チアフル「はいっ！　緑風陣さん、あたし頑張ってくるね〜♪
　　　　　じゃ、元看板娘さんは、元主役さんと一緒に居残りでよろしくっ！」
リリィ「（むかっ）だ、誰が『元』ですって！？　私は今でもここの看板娘ですっ！！」

『元』どころか、一度だってリリィを看板娘に指名した覚えなんか……

リリィ「火風導法！！」

あぢぢぃっ！　しょ、しょっぱなからこれかよぉっ！！

さて、今日はショルグ新年祭と仕事始めですけど、特にやることありますか？

いや、昨日で調べるべきことは調べ終わったしな。
一応、仕事始めはバハに行ってもらうけど、それくらいだな。

じゃ、まずは新年祭ですね。
そういえば、フィリナさんも、オルファンさんも、あたしと同じミダショルグなんですよね。

……あ、新年祭が終わったところで、二人ともギブルを買い足すようです。
フィリナさんは４枚、オルファンさんも３枚、やはり２番ギブルを買い足したようです。

リリィ「ギブルを買うのって、性格には影響しないんでしたっけ？」
ジン「どうでしたっけ？」

勤勉さが下がるという話も聞いたことがあるけど、本当のところは知らないな。

はい、そうこうしている間に仕事始めが始まりました。
両選手とも、仕事始めには何とか間に合ったようです。

ジン「仕事始めと仕事納めに出席するのは、ウルグ員として当たり前ですからね」

そして……仕事始めの後で、さらにギブルを買い足しています！
今度はフィリナさん、オルファンさんともに４枚ずつ、またもや２番ギブルです！

リリィ「２番ギブルの倍率、とんでもないことになってそうですね？」

ところが、２番ギブルは実は４．１倍で、２番人気です。
１番人気は８番のズートさんで、１．４倍になってますね。

フィリナさんが２０枚、オルファンさんが１８枚か。当たると相当でかいな。

ええ。
ところが、それだけギブルを買っておきながら、どちらも開会式には来てないんですよ。

まあ、そういうこともあるさ。

いよいよ、今日から仕事のはじまりですね。

じゃ、バハウルグへの張り込みよろしく。

はい、頑張ります♪
まず、真っ先に仕事に来たのはガーネットさん。
それから……大分人は来ましたが、結局フィリナさんとオルファンさんは現れませんでした。

参ったな。で、仕事ポイントは当然０か？

それが、いつの間にかオルファンさんが９ポイントの仕事ポイントを獲得しています。
どうやら、１日夕方から引きずっていたヌヌギを納品したものと思われます。

なるほど、それでギブルの購入枚数が３枚だったことがあったのか。

ジン「バハウルグ以外でも仕事ポイントは得られる。盲点でしたね」
リリィ「この９ポイント、認めたくないとか思ってます？」
ジン「正直、少しそう思いますけど……」

ま、ルールには「仕事ポイント」としか書いてないから、あきらめるこったな。

……おっと、窓口が閉まってからオルファンさんが現れました！
雪の降りしきる中、仕事を始めています！

このタイミングだと料理しちゃいそうだけど、一応チェックよろしく。

はい。ええと……カボイ根に、ワパフサ草。
それから……ここで、宝珠の果実が出ました！
最後の１つもカボイ根で、これを納品していれば結構なポイントになったと思われます！

リリィ「ああ、なんて間の悪い……」

そして……ええと、オルファンさんのお家までついてきてみたんですが。
宝珠の果実……なんと、ワパヌヌと一緒に料理しようとしてます（汗）

ジン「ああっ！　そ、それはあまりに無謀です！！」
リリィ「もったいないー！！」

スタジオに絶叫が響き渡る中……今、料理しちゃいました（汗）
ついでに、カボイ根とワパフサ草で野菜炒めも作っています。

あーあ……本当に間の悪い……。

さて、今日は二人の仕事風景は見られるのでしょうか？

ジン「そうですね。そろそろ、動きがほしいところですね」

最初に仕事に来たのはカリンさんとムラドさんでほぼ同時。
それから……朝３の刻半、フィリナさんが姿を現しました！

おおっ！

フィリナさん、バハの寝所に向かい……仕事中のローナさんに話しかけましたね。

……ま、まさか？

そして……ああっと、そのまま帰ってしまいました！！
せっかくここまで来ておきながら、どうして、どうして……っ！

ジン「仕事、していってほしかったんですけどねぇ……」

おっと、そこへ今度はオルファンさんが登場！
まずは昨日とったカボイ根を納品して、１１ポイントゲットです！

リリィ「カボイ根１つにしては、結構なポイントが入りましたね」

そして……っと、オルファンさんも納品だけで帰ってしまいました（汗）

ジン「うーん……どちらもスロースターターな感じですね」

あ、今オルファンさんが戻ってきました！
時間は夕１の刻、今から仕事をすれば間に合う可能性は大です！！

ジン「おおっ！？」
リリィ「これはっ！？」

ああ、しかし、何もないところでたたずんでいる！
これは、人を探しにきただけでしょうか！？

ジン「ま、またしても肩すかしですか……？」

いえ、お目当ての相手がいないとわかると、気持ちを切り替えて仕事に入りました！
そしていきなり１つ目で宝珠の果実を収穫っ！！

ジン＆リリィ『おおおおおおぉぉっ！？』

続いてラフィアの花！　さらに宝珠の果実をもう一つ！！
最後にカボイ根を収穫して……今、納品しましたっ！！

これはでかいぞ！　仕事ポイントはいくつになった！？

オルファンさん、今の納品で仕事ポイントを２４５まで伸ばしています！

ちょ、ちょっと待ってくれ！
リリィ、前回の仕事大会の優勝者の仕事ポイントっていくつだった！？

リリィ「私の取材記録によると……２８２ポイントですね（汗）」

ぐはっ。
今回は期間は倍だけど、これはいきなり勝負の行方が決まりかねないぞ（汗）

いえ、まだ宝珠の果実が９８ポイントとなっていますから、早いうちなら追いつけそうですよ。

ジン「９８？　すいません、宝珠の果実の収穫高っていくつになってます？」

……２コ、ですね（汗）

全部オルファンさんのか……すごいなこりゃ（汗）

今日は休日なんですけど、どうしたらいいでしょうか？

ん、好きにしていいよ。

じゃ、大会が盛り上がるように、ワクトにお祈りしてきますね♪

……ううっ、主催者思いのいい子やのぉ（うれし泣き）
誰かさんとは大違いだ……。

リリィ「あ、そゆこと言いますか！？（むかっ）」
ジン「まあまあ、抑えて抑えて……（汗）」

それから、ついでに調べてみたところ、コーク杯の方、ウォルター議長は初戦で負けたようです。

リリィ「じゃ、一攫千金は夢と消えてしまったんですね」
ジン「そんなものですよ。やっぱり、地道に仕事をするのが一番です」