さて、いよいよエナの子コンテスト当日だ。
ちなみにあれからランキングの変動はなし。
よって、リューイさん、フレップさん、そしてデュエルさんは残念ながら予選落ちだ。
ではいよいよコンテスト開始……っと、ヒイロさんが来てない!?
のわんとぉ!?
せっかく男性陣でただ一人残っているのに、これはもったいない!!
お、おい、どうなるんだ!?
……っと、ちょうど自分の紹介が終わった頃に来たな。
全く、ヒヤヒヤさせてくれるぜ。
……ふぅ……。
さて、それじゃいよいよ投票開始……っと、相変わらず開始直後の混雑はすごいな。
これじゃ誰にどれくらい入ってるのかわからないな(^^;
……ただ、どう見てもマキャヴェリさんはカヤの外だな。
男の3位ってーと右端だからマキャヴェリさんに投票する人が多くない限り空くし。
なるほど。
じゃあミスタープルトはヒイロさんとハリスの一騎討ちか。
ミスプルトのほうは?
それがさっぱりだ。
やっぱりバハラに票が入ってないかなと言う気もするが、気のせいかもしれない。そんなレベルだ。
……っと、そうこうしてる間にラッシュは去ったな。
あとはゆっくり数えられる。
まずはヒイロさんに1票……さらにヒイロさんに1票。
それからハリスさんとレネさんとレインさんと……うん、レインさん、レネさんに3票ずつ、ハリスさんに2票、そしてヒイロさんにさらに1票、と。
この分だと、ミスタープルトがヒイロさん、ミスプルトがレネさんかレインさんで決まりだな。
だな。
……っと、いよいよ発表みたいだ……。
O.K. レディース・エェンド・ジェントルメェン!!
カイモドキかっぷ 第1回・エナコン飛び入り選手権!!!
結・果・発・表〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!
シャウト「ふい〜。大漁大漁」
おかえり。ウミカイのタマゴはとれたかい?
シャウト「おうよ。12個とって、残りの4つは喰っておいた。
やっぱりカイモドキトラップが効いたんだな」
なんだそりゃ?
シャウト「家のなかに拾ったカイモドキを1つ置いておいたんだよ。
そしたら見事にかかりやがって……なんかなつかれちまった(苦笑)
ま、なにはともあれ、あとは彼女を作るだけだな」
リリィ「そんなふうにうまくいけばいいですけどねぇ」
シャウト「さーていよいよあの3人にアタックするぞ!
まずは……あ、レネさん! 明日デートを……え、ダメ!?
で、でも、彼氏は特にいないんでしょ? ならなんで……」
……あ、ヒイロさんがレネさんに話しかけてる。
なんか二人ともハートの吹き出しが出てたけど。
シャウト「ガーン……ふ、魅力トップどうしのカップルかぁ。
だが、まだあと2人いる、まだあきらめない、あきらめないぜ……」
……で?
二人とも彼氏はいないけどデートは断わるって?
シャウト「……ああ……そうらしい。
仕方がない、こうなったらもとからいたバハラでも狙うか……」
……そして次の日。
シャウト「……ガガーン……あ、あれは……」
リリィ「ヒイロさんとレネさん、デュエルさんとレインさん、
そしてフレップさんとバハラさんですね。皆デート中みたいですねぇ」
シャウト「ふ……野良イムよ、お前だけが俺の友達だぜ……」
野良イム「はニャがへっチャ」
……こうして、シャウトの「エナコン選手権の実況ついでに彼女をゲット作戦」はもとから狙っていた娘まで他の男にもっていかれるという最悪の結果に終わった。
そして、今日も彼は仕事もせずに訓練とバイトと野良イムのエサやりに明け暮れる日々を送っているという……。