☆493年の日記☆

493年1日
未明に調べてわかったことなのだが、うちのウルグは他のウルグに比べて2人も人が少ない。
そこで、ウルグ長としての最初の仕事は「人材の確保」に決定。
さっそくワクト神殿へ向かい、まもなく成人する子供達に「大きくなったら私のウルグにおいで」と声をかけてみる。
結果、その時は「考えておくね」と気のない返事を返されただけだったが、いざ成人する段になると、2人ともバハウルグを選んでくれた。
……こうして、ボク、いや、私のウルグ長としての最初の仕事は成功したのだった。

493年2日
今日はウルグ長として初めての仕事始めだ。
……が、まずはいつも通りショルグの新年祭に行くことにする。
ミダショルグにはリムやガアチのウルグ長もいるので、とりあえずウルグの調子などについて話し合い、親睦を深めておく。

ちなみに今年のランクはCリーグ4位……注目のフォルテさんはC5に上がってきている。
13日の直接対決までに身体を鍛えなければ……しかし時間が……。


昼からはいよいよ仕事始めだ。
とりあえず他の誰よりも早く到着し、皆の到着を待つ。
「誰に出店権を与えるか」はちょっと迷ったが、例年通りウルグ1位のレネさんに任せることにした。

そして夕方、帰宅すると……イムが増えている。
バハラが餌をやったのか、飼いイムが仲間を呼び込んだのか、野良イムが2匹も住み着いたようだ。

なんだか家の中が急に賑やかになった。

493年5日
今日は新年評議会があった。
挨拶はコークナァムの案が5対4で可決され、「ご機嫌いかが?」に決定。
教育方針はジマナァムが「意地悪く」と提案したが周囲は当然のごとく全員反対し、議長が「人に優しく」に決定した。
そして最後の服の色はミダナァムの案が5対4で可決され、「派手な色」ということになった。

そうか……ここ数年服の色が派手なのはこいつが原因か……。

そして
評議会終了後、私はコークナァムのセルジオさんをバハウルグにスカウトすることに成功した。

なかなかの働き者であり、仕事ポイントも高い(8500ポイント強でリムウルグ5位)が、ナァムであるためウルグ長にはなれない。
ウルグ長の座を奪われる心配がないと言う意味ではなかなか理想的な働き手である(をぃ)

493年6日
今日は私の11歳の誕生日だ。
そのせいかざくざく宝珠の果実が採れ、あっさりと仕事ポイントが9500を突破。

493年9日
今年の新年評議会で教育方針を「意地悪く」と提案したことで有名(?)なジマナァムのトータルさんが死去。
しかし昼から試合なので葬儀には行かない。

今年最初の相手は昨年敗れたミッチーさんだが、去年の試合で相手の手の内はわかっているので負ける気がしない。
スタミナ切れをさけるため「命岩成剣」を外して「灼火錬術」をメインに据え、さらに相手の体術攻撃を警戒して防御は剣術を中心に行うことにする。
この作戦が功を奏したのか、この試合は123VS204で快勝。
今年はいける。そんな気がした。

493年10日
うちに住み着いていた野良イムのうち1匹が逃げてしまった。
なんだか少し寂しくなった気もするが、今の私にとっては貴重な休みだ、そんなことばかり言ってはいられない。

とはいえ、特にやることもないので、明日からの試合に備えてスピードとスタミナの訓練をした。

493年11日
今日の昼はジルさんと試合。
ジルさんのメニスカスレイなどの多彩な攻撃をなんとか防ぎ、128対141でなんとか逃げ切る。

493年12日
今日は試合がないので、久々に仕事をする。
ウルグの皆に声をかけつつ仕事をしていると……ようやっと仕事ポイントが10000を越えたらしい。
これでようやくバハウルグ3位。
2位の人が現在11000ちょっとだから……年内には抜けるな。

493年13日
今日はいよいよフォルテさんとの試合だ。
久々に会ったフォルテさんは私よりも数段強そうだったが、私は彼と対峙したその瞬間、彼の唯一にして最大の弱点に気がついた。

レベルは皆150くらいあってこっちより数段上だったんですが……技が……全部魔術系だぁ!(滅)
相変わらずNPCには妙な技の取り方をするキャラがいるんですね(^^;


試合開始直後に命岩成剣をくらってしまうが、続けてくり出される魔術攻撃をうまく受け流し、ステップブロウで反撃する。
終わってみれば238対51の完勝だった。

493年14日
今年最後の試合の相手は昨年同様マキァヴェリさん。
灼火錬術の連発で一気に主導権を握り、終盤追い上げられたが72対184で勝利、来年のBリーグ入りをほぼ確実にした。

この日の試合は午前だったので、これから仕事にいこうかとも思ったが、せっかくなので午後から行われるバハラの試合を見に行く。

レベル的にはバハラの方が不利であったが、いざ試合が始まってみるとバハラは相手の技のことごとくをヘヴィブルーズで潰して主導権を握り、そのまま勝利を収めた。

「低レベル技の方が出るのが速い」という話は聞いたことがあったが、そのせいだろうか?
下手な大技よりも低レベル技のラッシュの方がよっぽど怖いと言うことを改めて思い知らされた。

493年15日
10日に1匹が逃げたのに続いて、うちに残っていた方の野良イムも逃げてしまった。
が、そんなことを気にしている場合ではない。
今日の定例評議会では各ウルグのボーナスを決めることになっている……ウルグ長としての私の腕の見せ所だ。

まずリムウルグの賞与は4分の1が提案され、6−3でそのまま可決された。
続いてバハウルグ、私は「3分の1」と提案してみたのだが、賛成してくれたのは私の他にはリムウルグ長だけで、否決されてしまった。
……が。
アラニス評議長はバハウルグの賞与を私の提案と同じ「3分の1」にしてくれた。
最後にガアチウルグだが、一番売り上げが高いのをいいことに「2分の1」などと提案して全員のひんしゅくを買い、見事1対8で否決。
さすがにこれには評議長も呆れたか、ガアチウルグの賞与は「4分の1」となった。

とりあえず他のウルグより高い賞与を確保した私は残された時間だけでもウルグ祭を楽しむべく、真直ぐバハウルグへ。
おみくじでは「バスの浜で願いごとを叫ぶと願いがかなうかも」と言われたが……特にこれと言った願いが思いつかないので気にせずガアチへ。
姓名判断では「まだまだ強くなりそう」というまあまあ満足できる結果を聞けた。
最後に性格診断も……と思ってリムウルグに走ったが、どうやらわずかに遅かったらしく、すでに性格診断は終了していた。

493年16日
イムに餌をやっていると野良イムが入ってきた。
ここ数日で野良イム2匹に逃げられた所だったので何となく餌をやってみると、どうやらここに居着く気になったらしく私の周りをうろうろし始めた。
イムが飼いイム1匹だけになってしまってから家の中が少々寂しかったので、このイムも飼うことにする。

493年17日
……困った。
実に困った。
うちのウルグなのだが、人数ばかり多くて売り上げがちっとも上がっていないことが判明した。

……今からよそのウルグの中心人物を引き抜きに行くか?
いや、今からでは人数が余計に増えるだけだ。
しかし、それ以外に方法は……ううむ。

とりあえず、今の私にできることは「私が今まで以上に働く」ことだけらしい……やれやれ。

493年20日
愛の日。
今年もちゃんとウミカイの卵16個を全て確保することに成功。

493年22日
数日前からうちに住み着いていた野良イムがいなくなった。
どうやらバハラが逃がしてしまったらしい。

493年23日
今日はやけに宝珠の果実がとれた。

493年25日
長女のフィリエルが1歳になった。
髪の色は私と同じ黒髪だが、顔立などはどちらかというと私よりバハラに似ている。
そんなフィリエルの将来の夢は「たくさん仕事をしてウルグ長になる」ことだそうだ。

夜、巫女さんがフィリエルにと誕生日プレゼントを持ってきてくれたが、フィリエルはその時まだ帰ってきていなかった。

493年26日
フィリエルだが、バハラや私に似て料理が好きらしい。
中でもよく作るのがウミカイの卵を使って作るクッキー。
今度アイシャ湖で訓練する時にでも持っていってみよう。

……って、をぃ(泣)

493年27日
今日はギタの学舎の子供達がウルグ見学に来た。
少しでも多く仕事をしたいところだったが、しばし手を休めて子供達にバハウルグの仕事の説明をした。

いろいろあったが、今年の仕事も今日で終わりだ。
私個人は通算仕事ポイント12000を突破してバハウルグ2位になることが出来たのでまあ満足だが、バハウルグ全体の業績が他のウルグを大きく下回る結果になってしまったのが残念だ。

493年28日
評議会納会。
今年の国民数は男54女53で合計107人。
子供は18人で、うち学校に通っているのが8人だそうだ。
最後に議長不信任案が出るも全員が議長を信任、結局来年もアラニス議長の続投が決まった。

……この人、妙に「いい人」だから人気あるみたいなんですよねぇ……。

その後はすぐにウルグへ向かって仕事納め。
今年も仕事のメダルを受け取ることになったが、なんだかあまり素直に喜べない。

493年29日
ウルグ長選挙。
昨年はショルグ長だったためか立候補していなかったレネさん(長者番付と長寿王の二冠)が対立候補として現れたため少々ヤバいかとも思ったが、終わってみると私が23票、スンヒーさんが7票、そしてレネさんは0票。

とりあえずウルグ長には再選されたが、なんだか拍子抜けである。

493年30日
今年の給料はなんと3500プゥ以上もあった。
これで来年は「龍のツメ」を借りることが出来そうだ。


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