☆その後のサンダーロア一族☆
ジニー・セヴンス(ジニー・サンダーロア)の時代
ジン・サンダーロアの日記の最後にも書いた通り、ジン・サンダーロアの後を次いで2代PCとなったのはジニー・サンダーロアである。
彼女は学校をほぼ皆勤賞に近い状態で卒業して「知識のメダル」を手にすると、先代を上回るスピードで仕事を重ね、9歳にて最年少ウルグ長の記録を更新。
その後もウルグ長の地位を守ったが、ジン・サンダーロア没後の評議長選挙では3代目PCになっていた息子のディハルトに敗れ、評議長の座の継承はならず。
さらにその2年後には試合で確実に人気を稼いでいたキャサリーン・ランウェイに敗れてウルグ長の地位も失ったが、その分武術の面で尻上がりに実力を発揮し、通算成績では勝率5割を割り込んでいながらもBリーグまで昇格する。
その後は、性格の関係上体術技しか使用しないくせにスタミナだけは極端に低いと言うアンバランスさ(どうやら、武術の素質はジンのものを受け継いだようである)が昇進のさまたげとなって足踏みを続けていたが、519年の危篤ラッシュの影響で520年にはついにAリーグに昇格。その後もかろうじてではあるがなんとかジマAリーグに踏みとどまる。
そして522年、ちょうど議長であった姉のフィリエルの没した年にウルグ長の座を奪回、満を持して評議長選挙に挑んだがやはりディハルトに破れ、議長就任はならず。家族に議長がいることになってしまったためせっかく奪還したバハウルグ長の座も1年で手放すことになり、再び目立たない存在に。
524年のイム争奪戦では準決勝まで進んだが、またも息子・ディハルトにカウンターブレイズソード一発で沈められ、初の6大大会制覇はならず。以後もたびたび6大大会に出場するが、526年のコーク杯では1回戦で姉のシルフィーに敗れ、同年のシニア選手権では1番人気となりながら初戦で敗退するなど、結局タイトル獲得はならないまま、527年3日に31歳で死去。
一方、彼女の姉のフィリエル・ワグナーはコーク杯、シニア杯、イム争奪戦の3つのタイトルと「名人」「イム使い」「ミスプルト」の称号を獲得してジマショルグに君臨、そしてついにはディハルトが2度目の不信任を受けた後の選挙で第20代評議長に当選。その後も29歳で没するまでジマショルグのAリーグに留まり続け、通算成績81勝41敗25KOというジン・サンダーロアに勝るとも劣らない好成績を残した。
これは一度もPCであったことがなく、さらに「コークの翼」等の才能も一切持っていないキャラクターとしてはまれにみる戦績(周囲はほとんど1つ以上の才能を持ったキャラクターであった)であり、ジン・サンダーロアの娘5人の中での白眉は間違いなくフィリエルであったと言っていいだろう。
ちなみにジニーの双子の姉のシルフィー・マツイは仕事も武術も中途半端だったが、外リーグとDリーグを往復、DリーグとCリーグを往復というように徐々に順位を上げ、524年にBリーガーが2人死亡した際に2勝2敗ながら繰り上げでBリーグ昇格。525年には見事4戦全勝してAリーグへと昇格。526年のコーク杯では1回戦でジニーと対戦し、コールドランスの二連発で見事勝利をもぎ取るも、挑戦者決定戦で後述する末妹のリリーナに敗れ、タイトル獲得はならず。
しかし、同年後半のシニア選手権ではコールドランス中心の果敢な攻めで並みいるライバルを蹴散らし、見事初めてのタイトルを獲得。リーグ戦でも3勝1敗とトップタイの好成績を収め、Aリーグ1位は妹リリーナに譲ったものの、見事リムウルグ長に就任した。
527年にはAリーグでもついに4戦全勝。リムウルグ長のためショルグ長にはなれなかったが、その存在感を遺憾なく発揮、528年も4戦全勝、33歳で国内最年長となった529年にはリーグ戦でこそ苦戦するもののシニア杯を見事防衛して「名人」の称号を獲得するなど、晩成型にしても明らかに謎の強さを発揮している。
その下の双子のカラン・モンゴメリーとリリーナ・サンダーロアは、姉のカランの方は万年外リーグであまりパッとしていない(ただし、5人の娘の中で最も美人、だと思う)が、妹のリリーナの方は超人の溢れるこの時代にあっては異例の速さ(11歳)でCリーグまで昇格し、さらにはスタッフキャラの中で最も高い戦闘力を誇ったヨウイチ・ガスコインの息子でやはり非凡な武術の才能を持つ(割にはどうも負けが多い)ズベイルと結婚、タダヒコとファゴットという息子をもうけ、しっかりサンダーロアの家名を後世に残した。
その後も悪くても五分で持ちこたえてじわじわ昇進し、523年にはついにAリーグまで上り詰める。526年には先述の通り姉のシルフィー、ジニーとともにコーク杯に出場し、見事シルフィーを破ってチャンピオンへの挑戦権を得たものの、チャンピオンであるディハルトの前に敗れ、初タイトルはならなかった。
だが、その分リーグ戦では奮闘。3勝1敗でAリーグ1位となり、ついにショルグ長に就任した。
なお、このタダヒコ、529年にジマDリーグに昇進し、見事初戦を白星で飾るものの、その後の3試合(最終戦のファゴットとの兄弟対決を含む)を全て遅刻し、1勝3敗3遅刻でランク外に陥落するというとんでもない遅刻魔っぷりを発揮したりもしている(そしてファゴットはその最終戦以外を全敗で同じく1勝3敗でランク外陥落。Dリーグでソウルブレイクをぶっ放せるだけの能力がありながら、揃って何をやっているのやら……)。
ともあれ、こうしてみると5人の娘のうちカランを除く4人は全員一度以上何らかの役職に就任し、上3人は全員何らかの称号をも獲得している辺り、やはりよくできた娘たちだったと言うべきであろうか。
ディハルト・バルナッツァ(ディハルト・セヴンス)の時代
比較的平穏無事な人生を送ったジニーと比べ、あまりにも波乱万丈な人生を送っているのがこのディハルトである。
ジニーの長男(リュキアと言う姉が1人いる)として生まれた彼は、成人するとバハウルグ長である母ジニーの引き抜き攻勢でガタガタになっていたガアチウルグに入り、猛烈な勢いで仕事をしてなんと若干8歳でウルグ長に就任、母親の記録を更新した。
さらにその翌年に評議長のジンが没するとガアチウルグ長として評議長選挙に出馬、見事9歳にて評議長に就任している。
……が、彼の幸運もそこまで。
武術レベルの低さを理由に1年で評議長を解任されると、次の1年は一般庶民として暮らすことに。
ここで彼の後を継いだ評議長が1年もたずに死去し、ディハルトも再度ガアチウルグ長として評議長選挙に出馬。今度も圧倒的な大差で当選するも、これまた1年で解任。
挙げ句の果てに住宅事情の都合からか新婚(ちなみに結婚相手は作り置きキャラのエリュティア・バルナッツァ。エナ持ちであるにも関わらず、なぜか失恋2回で失恋王になっていたので、つい気になって……)であるにも関わらず両親のいる家庭に送り返され、「セヴンス宅」での二世帯同居生活となってしまったのであった。
さらに彼の数奇な人生はまだまだ続く。
再び庶民に戻った518年に危篤ラッシュが発生、490年組の最後の生き残りであったガルスとフォルテが相次いで倒れ、父親を失うが……なんとその日のうちにジニーが成人したばかりでエナの子を持つウルコ・マチダとデートの約束を取り付けている現場を目撃。その後もジニー目当てと思われる男性の来訪は絶えず(喪があけると魅力女王ランキング2位に復帰するほどなので……)、未だにディハルトを誘いに来る女性陣と一緒になってしまったため、その後しばらくセヴンス宅はさながらパーティー会場のような様相を呈することに。ちなみに、その後ウルコはやっぱり20代のエルザ・モンゴメリーに乗り換えたが、その現場もディハルトは目撃している。
……余談だが、このウルコ、その後も数年間に渡って彼女をとっかえひっかえしつつ婚約まで魅力王1位の座に居座ったあげく、ショルグでも順調に出世を続け、525年には弱冠14歳にしてAリーグに昇格、その直後にミダ杯を制覇。526年にはコークAリーグにて3勝1敗の成績を収め、2位ながらついにコークショルグ長に就任(1位は全勝のディハルト)、528年にはミダ杯を防衛して大魔導の称号まで手にした。その上顔も茶髪美形(公式ガイド1-F)とくれば、ある意味一番凄いNPCであると言ってもいいかも知れない。なお、最終的に彼を射止めたのはヒイロ&カオリの孫のマリアン・レムで、524年に結婚した。
その挙げ句には、上層部(笑)が無計画な移民の受け入れを行い、某誌についていた「プルトの歴史上の偉人(ケイセル・カットとか)」を5人も移住させてしまったため、素早くCリーグに逃げなければジョン・ランドやケイセル・カットを向こうに回して戦わなければならないと言う「スーパーサ○ヤ人の中に混じったク○リン」のような状態になることがほぼ確定。結局Dリーグ2位で逃げ切り失敗かと思われたが運良く上に死者が出たため繰り上がりで昇格、危篤ラッシュに救われた形で窮地を脱した。
しかし519年にはなんと負け越してしまい、今度は危篤ラッシュの力も及ばずついにジョン・ランドに追いつかれてしまった(ケイセルはなんとDリーグで負け越して足踏み)。
結局、520年の直接対決では見事に必殺ドラゴンソードの餌食となって轟沈するが、521年に何とかCリーグ1位となってBリーグに上がり、なぜかBリーグで足踏みしていたジョン・ランドと再戦。灼火錬術の連発で相手の技の出だしをつぶしまくって雪辱を果たした。
これでジョン・ランドを振り切ってAリーグ入り……と思いきや、なんとコークAリーグに2人も欠員が出たため結局ジョン・ランドも2位で昇進。
そして運命の522年30日、母のジニーらを振り切って三度評議長に当選。
すでにコークAリーグに昇進し、仕事ポイントも4万に手が届くところまで来ている今の彼に、不信任をくらう理由は何もなかった。
523年には仕事ポイントを4万の大台に乗せるとともに、コーク杯のタイトルも獲得。
翌524年にはイム争奪戦にも勝利し、リーグ戦も4戦4勝2KO。青年期からついて回った「武術の才能がない」という悪評を完全に退けた。さらにPC引き継ぎ後の526年にはおばのリリーナを破ってコーク杯の防衛に成功、「剣豪」の称号を獲得。続く527年にはジンも獲得できなかった「イム使い」の称号も手に入れた。
以後、ジョン・ランド、そして先述のウルコ・レムと並び、コークショルグのトップ3として君臨中。
529年のコーク杯も防衛し、これで優勝3度目。完全に武闘派議長と化したが、同年のシニア杯では決勝まで行きながらシルフィーの召下雷撃2発であっさり轟沈するなど、脆さは克服できていなかったりする。
ちなみにディハルトの姉で父親譲りのミダの魂を持つリュキア・カン(姓はもともとセヴンス、のち結婚の度にデリンジャー、カンと変わっている)は14歳年上の相手と結婚した母ジニーを見習って(?)19歳年上のシステム移住者ギョーム・デリンジャーと結婚。ゴランという息子をもうけたものの、ギョームは519年にあっさり死去。
その後歳の近いシステム移住者(またかよ)のキッド・カンと恋仲になり、ゆっくりじっくり関係を発展させた後、526年に再婚。527年には次男のイメドが、529年には三男ミッシェルと長女セベトラナの双子が誕生した。
これで子供は4人となったが、全員に「ミダの魂」が受け継がれるというものすごい結果になっている。
なお、長男のゴランは525年に6つ年上の移住者で「プルトの偉人」の一人(!)のエレン・カレラと結婚、ゴラン・カレラという何となく妙な名前に変わってしまったが、その息子のバーナーがゴランのミダの魂とエレンのジマの力の両方を受け継いだことを考えると結果オーライかもしれない。
ヴァレンシア・カット(ヴァレンシア・バルナッツァ)の時代
4代目PCとなったのはディハルトの長女ヴァレンシア。
3回目の引き継ぎにして初の成人式での引き継ぎだったのだが、性格が母親に似てしまったヴァレンシアの学校ポイントはなんとゼロ。
性格は母親に似て超ワイルドのため仕事には向かず、かといって武術に向くかと言うと能力のアップが驚くほどに遅く(おそらく晩成型?)、3S合わせて300を越えても外リーグ6位という武闘派国家の中では試合をすることさえままならない有様。
才能もなければ魅力も低いらしく、「サンダーロアの家名復活」というプレイヤーの野望のために狙った1つ年上のタダヒコには、彼女がいないにも関わらずデートの誘いを断られまくるという始末。
その後、なぜか魅力王ランキング2位を争っていた1才年上のシステム移住者シンイチ・セーランとつきあい出すが、全然関係が発展せずに破局。
なかばヤケになったプレイヤーのせいで(をぃ)20才以上も年上のダビデ・イーグル(先述した「プルトの偉人」の一人)を恋人にしたところ、今度はこれがとんとん発展して後には退けない状態になり、そのまま婚約、結婚に至るが、ダビデは結婚から1年も経たないうちに死去。
この間、やることもないため「家にあった収穫物(各種鉱石&カイモドキ)を納品して仕事ポイントを稼ぐ」と言う荒技を駆使していたが、NPC化したディハルトが何でもかんでも売り払ってしまっていたため結局大したポイントは稼げず、いにしえの石からタル石まで納品し尽くしてしまうハメに。
もはや残るはテコン岩石のみ、というところでちょうど挙式と相成ったため、結果的にはガアチウルグ所属のダビデのタンスをゲットしただけとなったが、その中身もあっという間に納品し尽くし、やむなく自力で働くことに。
しかし、その甲斐あって527年には仕事ポイント2000強で4位となり、ウルグ長選挙に出馬。
昼前に投票に来た4人の票を全て獲得してさい先のいいスタートを切るも、結局ウルグ3位の現職・ジャスタスと5票で並び、ウルグ長就任はならず。
余談だが、このウルグ長選挙、全候補者合わせてわずか11票しか入らないと言う異常事態。
バハウルグ所属者が22人で、立候補者3人を除く有権者の数が19人だったことを考えると、投票率は60%を切っている。
もっとも、棄権者8人のうち、4人は遅刻してきた(内訳はジャスタスとヴァレンシアに2票ずつ)ため無効票にされただけなのだが。
その後、ヴァレンシアはこれまた10才以上年の離れたケイセル・カットと婚約。
その直後に失恋したタダヒコがデートに誘いに来たりもしたが、時すでに遅し、というか、本当に間の悪い男である。
結局、万一結婚式が相手の遅刻で不成立となった場合は乗り換えようか、くらいには考えてみたものの、ケイセルは結婚式にギリギリで間に合い、結婚は成立。
イーグル姓はありふれていたため初婚時は姓の変更はなかったものの、カット姓はレアということで今回は苗字変更、ヴァレンシア・カットに。
529年には長男ディラックを出産。よく見るとケイセルの能力もヴァレンシア(=ジン)と傾向が似ているため、どっちに似てもスタミナはないことだけは確定した。
528年のウルグ長選挙も同じ形で出馬するが、やはり7票でジャスタスと並び、仕事ポイントで勝るジャスタスの続投を許す。
いくらディハルトの引き抜きでガタガタになっていたとはいえ、さすがに仕事ポイント3000代前半の、しかも超ワイルドをウルグ長に推す人は少ないようである。
なお、ヴァレンシアの弟ラフィエットは母親譲りのエナの子を持つも、やはり母親譲りのワイルドな性格で、そのくせレベルの上昇が遅いところを見るとこれまた晩成型っぽく、当分は雌伏の時が続きそうな予感。
エナの子の魅力で誰をゲットするのかと思ったら、ヒイロ&カオリの娘でずっと独身を貫いていたミダナァムのターラ・レムと交際を開始。これまた15才以上も年の差があり、前途は多難……と思ったら、スタッフキャラのアップリオ・カマンベールの娘、マリコ・カマンベールが成人するとあっさりそっちに乗り換え。
これで失恋王ランキング首位に立ってしまったターラ(美人だし性格も悪くないのにもったいない……)には気の毒だが、姉としては2才年下の彼女とうまくやってくれることを願うばかりである。
そしてPC交代の際に最も気にしていた末の妹(PCを交代した525年の12日に生まれることになっていた)の名前は、なんと「ディスティナ」という非常にイイ感じ、かつ、他の家族の名前と並べても何となく統一感がある名前に決定、オートでもなかなか粋なことをするものだとプレイヤーは胸をなで下ろしている。
ちなみに性格はどちらかと言うと父親に近い「大人っぽい」性格。将来が楽しみである。
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