☆拳一つで天下は遠い☆
〜 6 体術 〜

地元民シャウト(ジマBリーグ)「ふぅ。勝つには勝ったけど、今日の試合もギリギリだったな」

移住者ラウド「あのー」

シャウト「ん? 何か用か?」

ラウド「さっきの試合、見せてもらいました」

シャウト「あぁ、応援しててくれたのか?」

ラウドいえ、別に

シャウトこういう時は、嘘でも応援してたって言ってくれよ

ラウドじゃ、応援してました。嘘ですけど

シャウト今さら言うなよ。しかもその後にわざわざ嘘って断るな!

ラウド「まあ、それはさておき。勝つには勝ったものの、ギリギリという感じでしたね?」

シャウト「確かにギリギリだったけど、まあ、勝ちは勝ちだからいいだろ」

ラウド「そうは言いつつも、このままじゃAリーグじゃ通用しないとか、豪拳王なんて夢のまた夢だとか思ってませんか?」

シャウト「(ぎくっ)」

ラウド「図星ですね。どうです、よければ私がアドバイスしましょうか?」

シャウト「アドバイスったって、アンタに何がわかるんだよ」

ラウド「こう見えても、私、ここに来る前にいた国では格闘技を研究していましてね」

シャウト「本当か?」

ラウド「ええ。それに、この国の体術についても、これまでの試合でだいたいのデータは揃いました」

シャウト「じゃあ、今のオレの欠点とかもわかるんだな?」

ラウド「もちろんです」

シャウト「じゃ、早速それを教えてくれよ」

ラウド「まず、頭が悪そうですね」

シャウト大きなお世話だよ! 試合におけるオレの欠点を指摘してくれ、って言ってんの!!

ラウド「冗談ですよ。一言で言えば、技のバリエーションが少なく、攻撃が単調ですね」

シャウト「なるほど。確かに、このところオーラナックルに頼り過ぎてた感じも……」

ラウド「いえ、それ以前の問題です」

シャウト「は?」

ラウド打撃系の立ち技、それも拳による攻撃しかないじゃないですか

シャウト「言われてみれば、確かに試合中に蹴りとかって使わないよな」

ラウド「それですよ。蹴り技、組み技、空中殺法、使えるものは何でも使うべきです」

シャウト「でも、それって反則になるんじゃないか?」

ラウドそんなことを言ったら、剣術なんて凶器攻撃ですよ?

シャウト「……確かに」

ラウドその上、魔術なんて……魔法ですよ!?

シャウト「確かに、ってか、それはそのまんまだよな?

ラウド「とにかく! そんなものまでありのルールで、他の格闘技が使えないはずがありません!」

シャウト「なるほど! そう言われてみれば、やれる気がしてきたっ!」

ラウドでも、グラフィックがパンチしてるとこしかないんですよね

シャウト結局今回もシステムオチかよっ!!


最近、「K−○」と「P○IDE」の区別がようやくつくようになりました。
システムオチはなるべく使いたくないんですが、今回これしか思いつきませんでした(汗)
この辺りは、次回以降にリベンジさせていただきます……!!


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