挑戦者・シャウト「ようやくたどり着いたDD杯決勝、必ず勝ってみせる!」
バグウェル代理・ラウド「うわははははははははっ!」
シャウト「来たな、バグウェル……って、バグウェルじゃねぇし!」
ラウド「人間の力、試させてもらうぞ!」
シャウト「お前も人間だろ!」
ラウド「私は代理人ですが?」
シャウト「龍の代理人でも人間は人間だろ! ってか、代理人って何なんだよ?」
ラウド「すいませんねぇ。バグさん、ちょっとタルムドの森の方で気になることがあったらしくて」
シャウト「バグさんって略すな。笑ってい○ともじゃねぇんだから」
ラウド「バグではなくて仕様です!」
シャウト「それは単なる言い逃れだろ! ってか、そもそもバグさんってバグウェルのことじゃないのかよっ!」
ラウド「バグさんって略すな! 水○新司の野球マンガじゃないんだから!」
シャウト「もともとお前が言ったんだろうがっ!!」
ラウド「そういちいち怒るな、人間よ」
シャウト「人間人間言うなっ! テメェも人間だろっ!!」
ラウド「私は代理人ですが?」
シャウト「それはさっきやったっ!! って、それより、タルムドの森で何があったんだ?」
ラウド「いや、大したことじゃありませんよ」
シャウト「大したことじゃないなら試合来て。こっちは3年間待ったんだから」
ラウド「じゃあ、大したことです」
シャウト「『じゃあ』って何だ、『じゃあ』って!」
ラウド「そんなに試合がしたかったんですか? 不戦勝でいいじゃないですか」
シャウト「オレは、優勝賞金やトロフィーが欲しくてここまで来たんじゃねぇんだよ」
ラウド「わかってますよ。目当てはドラゴンドロップですね?」
シャウト「わかってねぇよ! 強いヤツと戦いたくてここまで来たんだよ!!」
ラウド「それなら、私がお相手しましょうか?」
シャウト「はぁ? お前、どこから見ても弱そうなんだけど」
ラウド「これでも、ドラゴンソード、ドラゴンゲイル、龍的光波の三大ドラゴン技を使えたこともあるんですよ?」
シャウト「過去形なのが妙に気になるな。いつ頃の話だ?」
ラウド「そうですね、確か3歳くらいまでだったんじゃないかと……」
シャウト「それはガキのお遊びだろ!」
ラウド「でも、今は幻の4つ目のドラゴン技が使えますから、きっと大丈夫ですよ」
シャウト「4つ目のドラゴン技? 面白いじゃねぇか。よし、かかってきな!」
ラウド「人間の力、どれほどのものか試させてもらうぞ!」
シャウト「それはもういいからとっとと来いっ!!」
ラウド「これぞ必殺! ドラゴンアルコールっ!!」
シャウト「ロン酒じゃねぇか!! まさか酔拳なんてオチじゃねぇだろうな?」
ラウド「ほあた! ほあた! ほあたぁっ!!」
シャウト「直接ビンで殴るなっ! 殴るなって、おい、こらっ、やめ、やめっ……!!」
審判「ただいまの試合、0対255でラウド選手のKO勝ちです」