☆ワイルド・ワイルド・プルト☆
〜 38 超ワイルド 〜

ラウド(ナレーション)「超ワイルドな男、シャウトの朝は早い」

シャウト(超ワイルド)「……ふあぁ……もう朝か?」

ラウド日が昇る前にはすでに目が覚めている

シャウト「って、まだ朝じゃないし!

ラウド「ワイルドだけに、どうやら野生の血が騒ぐらしい

シャウト野獣!? ねぇオレ野獣!?

ラウド「彼はまだ暗いうちに家を出る」

シャウト「さて、そろそろ出かけるとするか」

ラウド「そして月に向かって吠える

シャウトオオカミかよっ!!

ラウドすると月は沈む

シャウト何!? 月にまで嫌われてるのオレ!?

ラウド「日が昇る頃、彼はガアチウルグにやって来る」

シャウト「かったりぃけど、仕事でもすっか」

ラウド「彼のハンマーさばきは、ワイルドで力強い。彼の手にかかれば、テコン岩石やタル石はもちろん、聖なる瞳だろうと……」

シャウト「さて、今日は何が採れっかな?」

ラウド「……全て一撃で粉みじんだ

シャウト壊してるじゃん!

ラウド「昼から試合のため、結局何も収穫できずにウルグを去る

シャウト全部壊してんのかよっ!

ラウド「昼過ぎにはジマ闘技場で試合に臨む」

シャウト「やっぱりオレの見せ場は仕事じゃなくて試合だよ、試合!」

ラウド「彼の攻撃もまた、ワイルドで豪快だ」

シャウト「これでもくらえっ!」

ラウド「しかし豪快に大振りし過ぎて当たらないという欠点もある」

シャウト当たらなきゃ意味ねぇだろうがよ!

ラウド「一方的に攻撃され、追いつめられるシャウト。その時彼の野生の血が目覚め……」

シャウト「っしゃあ! 一気の逆襲いくぜ!!」

ラウドいきなり相手に噛み付いて反則負けとなる

シャウトタ○ソンかよっ!

ラウド「怒りと悔しさでいっぱいのシャウトは、それを振り払うために走る」

シャウト「ちっきしょおおぉぉっ!」

ラウド「そしてつまずいてバランスを崩す

シャウトカッコ悪っ!

ラウド「それでもワイルドな彼は転ばずに、そのまま四足獣のように走り続ける

シャウトオレを何だと思ってるんだ!?

ラウドそのまま彼は夜の森へと消えた。ワイルド・ライフに帰ったのだろう

シャウトンなワケあるかあぁっ!!


「一人芝居+狂ったナレーション」形式で作った最初のネタ。
この形式はわりと作りやすいしそこそこ面白い(と思う)んで、これからもたまに使っていくつもり。
ちなみに「超ワイルドとあんまり関係ない」というツッコミは禁句。


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