ラウド(ナレーション)「超ワイルドな男、シャウトの朝は早い」
シャウト(超ワイルド)「……ふあぁ……もう朝か?」
ラウド「日が昇る前にはすでに目が覚めている」
シャウト「って、まだ朝じゃないし!」
ラウド「ワイルドだけに、どうやら野生の血が騒ぐらしい」
シャウト「野獣!? ねぇオレ野獣!?」
ラウド「彼はまだ暗いうちに家を出る」
シャウト「さて、そろそろ出かけるとするか」
ラウド「そして月に向かって吠える」
シャウト「オオカミかよっ!!」
ラウド「すると月は沈む」
シャウト「何!? 月にまで嫌われてるのオレ!?」
ラウド「日が昇る頃、彼はガアチウルグにやって来る」
シャウト「かったりぃけど、仕事でもすっか」
ラウド「彼のハンマーさばきは、ワイルドで力強い。彼の手にかかれば、テコン岩石やタル石はもちろん、聖なる瞳だろうと……」
シャウト「さて、今日は何が採れっかな?」
ラウド「……全て一撃で粉みじんだ」
シャウト「壊してるじゃん!」
ラウド「昼から試合のため、結局何も収穫できずにウルグを去る」
シャウト「全部壊してんのかよっ!」
ラウド「昼過ぎにはジマ闘技場で試合に臨む」
シャウト「やっぱりオレの見せ場は仕事じゃなくて試合だよ、試合!」
ラウド「彼の攻撃もまた、ワイルドで豪快だ」
シャウト「これでもくらえっ!」
ラウド「しかし豪快に大振りし過ぎて当たらないという欠点もある」
シャウト「当たらなきゃ意味ねぇだろうがよ!」
ラウド「一方的に攻撃され、追いつめられるシャウト。その時彼の野生の血が目覚め……」
シャウト「っしゃあ! 一気の逆襲いくぜ!!」
ラウド「いきなり相手に噛み付いて反則負けとなる」
シャウト「タ○ソンかよっ!」
ラウド「怒りと悔しさでいっぱいのシャウトは、それを振り払うために走る」
シャウト「ちっきしょおおぉぉっ!」
ラウド「そしてつまずいてバランスを崩す」
シャウト「カッコ悪っ!」
ラウド「それでもワイルドな彼は転ばずに、そのまま四足獣のように走り続ける」
シャウト「オレを何だと思ってるんだ!?」
ラウド「そのまま彼は夜の森へと消えた。ワイルド・ライフに帰ったのだろう」
シャウト「ンなワケあるかあぁっ!!」