シャウトくん(2ねん)「今日はテストか。緊張するなぁ」
ラウド先生「それではテストを始めます。これから先生が出す4つの問題に、○か×かで答えて下さい」
シャウト「よーし、全問正解するぞ!」
ラウド「では、第一問。現在のこの国の議長の名前は?」
シャウト「はい! アラニス・エマーソン!!」
ラウド「シャウトくん?」
シャウト「……え?」
ラウド「○か×かで答えて下さい、って言ったの聞いてなかったか?」
シャウト「どうやって○か×かで答えるんだよっ!」
ラウド「では、第二問!」
シャウト「流すの!? ねぇ、今の流すの!?」
ラウド「この問題の答えは、×である!」
シャウト「えっ!? ○!?」
ラウド「ブーッ!!」
シャウト「じゃ、じゃあ×!?」
ラウド「ブーッ!!」
シャウト「どっちなんだよ!」
ラウド「答えは、どちらも不正解です」
シャウト「パラドックスかよ!!」
ラウド「続いて、第三問!」
シャウト「だから、さらっと流すなっての! おかしいだろうがよ!!」
ラウド「140プゥ持ってヤーノ市場へカビチを買いに行った時、買えるカビチの数は4つである!」
シャウト「えっと……30×4=120だから……○!」
ラウド「ブーッ!!」
シャウト「えっ? なんで!? 4つであってるじゃん!」
ラウド「では、問題の続きをどうぞ」
シャウト「早押しクイズかよっ!!」
ラウド「……この時、余ったお金でイムティも買って帰ることができる!」
シャウト「ちょ、ちょっと待った! 買えるじゃん! イムティって10プゥじゃん!!」
ラウド「アイテムは4つしか持てないので、買えません。よって×が正解!」
シャウト「システム的な問題かよっ!!」
ラウド「いよいよ、最後の問題です」
シャウト「もう、どんな問題が来ても驚かないぞ」
ラウド「今年のミスタープルトの最有力候補は、先生である!」
シャウト「あ、ありえねぇっ! ありえねぇけど、やっぱりこれって○って答えた方がいいのかなぁ?」
ラウド「正直に答えるんですよ?」
シャウト「正直に? ……じゃ、じゃあ、×!!」
ラウド「はい、シャウトくんはこの後居残りです」
シャウト「なんで!?」
ラウド「後で校舎裏まで来るように!」
シャウト「不良かよっ!!」
ラウド「……待ってるから☆」
シャウト「そっちかよっ! っつーか気持ち悪いよ!! そもそも役柄の設定ちゃんと覚えてるのかよっ!?」
ラウド「他のみんなはこれにて解散です。はい、気をつけ、礼っ!」
シャウト「だから、何事もなかったかのように流すなっつってんだろうがあぁっ!!」