評議会議長ラウド「それでは、これより新年評議会を始めます」
ジマショルグ長シャウト「初めての評議会だ。緊張するな」
ラウド「評議会では……まぁ、とりあえずいろいろと話し合ったりなんかします」
シャウト「うっわ! しょっぱなから思いっきりはしょってるし!!」
ラウド「んで、我々一応国民の代表なんで、ある程度しっかりやってね、っと」
シャウト「まずアンタがしっかりしろよっ!!」
ラウド「それじゃ、まずはあいさつについて。コークナァムさんお願いします」
シャウト「あいさつか。毎日のことだから、しっかり決めないとな」
ラウド「はい、コークナァムさんから『儲かりまっか?』という提案がありましたけど」
シャウト「コークナァム、関西人かよっ!」
ラウド「まさか賛成しますか? それとも当然反対しますか?」
シャウト「めっちゃ私情入ってるし!」
ラウド「はい、当然ですが、今の提案は反対多数で否決されました」
シャウト「当然とか言うなよ……」
ラウド「提案者と議会の意見が異なりましたので、議長裁定で私が今年の挨拶を決定します」
シャウト「なんか、とてつもなくイヤな予感……」
ラウド「今年のあいさつは『やっほー』に決定しました」
シャウト「なんだよそれ……まぁ、思ったよりはまともだったとも言えるけど」
ラウド「ちなみに、当然返事は『ホトゥラララ』です」
シャウト「『おおブレネリ』!?」
ラウド「ヤッホホ!」
シャウト「ここで歌うなよ! ……って終わりかよ!!」
ラウド「では、次に教育方針について、ジマナァムさんお願いします」
シャウト「教育方針か……って、ジマナァムさんどこ行ったんだ?」
ラウド「どうやら、ジマナァムさんは欠席のようですね」
シャウト「ったく、しょうがねぇな」
ラウド「では、今年の教育方針は『欠席』ということにいたします」
シャウト「不登校を推進すんなよっ!!」
ラウド「最後に、服の色について、マイハニー……もとい、ミダナァムさんお願いします」
シャウト「つきあってんの!? ってかどっちも既婚者じゃないの!?」
ラウド「はい、今年の服の色は、『あなた色』という提案がありましたが」
シャウト「意味、わかんねぇよ!」
ラウド「えー、万一否決されても議長権限でこれにするつもりですが、規則ですんで一応採決します」
シャウト「絶対権力の乱用だろそれ!!」
ラウド「約1名反対してましたが、それでも賛成多数で本案は可決されました」
シャウト「けっ。結局、反対したのはオレだけかよ」
ラウド「賛成して下さった皆さんにつきましては、来年もこの場にいられますよう、私も陰ながらご支援させていただきます」
シャウト「裏取引!?」
ラウド「そうでない方にも、それなりに対処させていただきますので」
シャウト「報復かよっ! ってーか、もう、こんな国出てってやるっ!!」