病人シャウト「あ〜……だる〜……」
友人ラウド「おーい! なんだか調子が悪そうだね」
シャウト「ん? あ、ああ、ちょっと体調を崩しちまってな……」
ラウド「なぁんだ。 てっきり病気かと思ったよ」
シャウト「病気なんだよ!」
ラウド「あ、やっぱり。公式サイトの診療所で診てもらったら?」
シャウト「オレはオルルド出身じゃねぇよ!」
ラウド「ホケンきかないけど。」
シャウト「違うって言ってんだろ! そもそもそのセリフ今となっては元ネタわかんねぇよ!!」
ラウド「おいおい、そんなに大声出すとますますひどくなるよ」
シャウト「もうとっくになってるよ……」
ラウド「それにしても病気なんて情けない。普段から健康に気をつけてないからだよ」
シャウト「うっ……それを言われると弱い……」
ラウド「これこそまさに医者の不養生ってヤツだね」
シャウト「誰が医者だ!」
ラウド「じゃ、紺屋の白袴?」
シャウト「全然違う!!」
ラウド「……だから大声ばっかり出すなって言ってるだろ?」
シャウト「お前が出させてんだよ!!」
ラウド「……そうか。じゃ、お詫びになんか病気に効きそうなものでも作ろうか」
シャウト「……あ〜……悪いな……」
ラウド「確か卵酒ってよく効くんだよね?」
シャウト「効くって話だけど……お前ウミカイの卵持ってんの?」
ラウド「いや、でもイムの卵ならあるよ」
シャウト「プルトにはンなモンねぇだろ!」
ラウド「オルルド直輸入。」
シャウト「何勝手に輸入してんだよ!!」
ラウド「なぁに、ラムサラの密輸のついでにね」
シャウト「ンなモン密輸するな〜!!!」
ラウド「冗談だよ。それより、そんなに大声出すとますます調子悪くなるよ?」
シャウト「だからテメェが出させてんだよ!!」
ラウド「……もう、何でもかんでも人のせいにして!」
シャウト「こればっかりはどう考えてもテメェのせいだよ!!」
ラウド「ところでさ、イムティ割りもそれなりに効いたよね?」
シャウト「ん〜……ああ、らしいな」
ラウド「いや、ということは、ウミカイの卵もイムティもロン酒も組み合わせれば病気に効く、と」
シャウト「……そうなのか?」
ラウド「そこで作ってみました、卵ティー!!」
シャウト「……オレには思いっきり失敗した料理に見えるんだが?」
ラウド「さ! ググッと! 一気に!!」
シャウト「飲ませる気かよ! どう見てもヤバいだろこれ!!」
ラウド「人の好意が素直に受け取れないのか!!」
シャウト「テメェの場合好意じゃなくて悪意だろ! 間違いなく!!」
ラウド「つべこべ言わずにとっとと飲むっ!!」
シャウト「!!」
ラウド「……どう、効いたかな?」
シャウト「ああ、とっても効いたよ……悪い方にな!!」