他のウルグに比べてバハウルグの方が優れている点をいくつか上げてみよう。
まず、「年始年末以外はコンスタントに稼げる」こと。
バハウルグでは雨が降ると晴れのとき以上にレアな収穫物がとれやすくなる上、作業スピードは落ちない。
つまり、雪さえ降らなければ作業能率が落ちることはないのである。
そして、どうやらプルトにも季節があるらしく、雪の降る季節と雨の降る季節があることが確認されているが、どうやら雪の降る季節は年始と年末のようなのである。
よって、「雪の降らない年の中頃はコンスタントに稼げる」のである。
続いて、「料理のバリエーションが豊富で、有効なものも多い」こと。
まず「余った収穫物が料理できる」と言うのは大きい。
なかなかに人気のあるガアチウルグだが、あそこの収穫物など余ったからといって持って来てもアイテム庫のこやしになるか、せいぜいがイムのエサではないか。
それに比べて、リム及びバハの収穫物は余ってもちゃんと料理すれば子供にもたせたり訓練の際に役立てたりすることができる。この差はでかい。
では、リムとバハの差は何か。それは料理の結果できるアイテムのバリエーションである。
まず、リムには(私のページのタイトルにもなっている)料理できない魚のカイモドキがある。これでまず大きくバリエーションが狭まる。その上、イムティや花のジャム、フルーツフィルといった組み合わせの難しいものと掛け合わせると確実に失敗した料理になってしまう。さらに、ロン酒や手作りパンなどの組み合わせの少ないアイテムと組み合わせるとヴィチだろうが王魚だろうが同じものになってしまう。
一方バハはというと、万能調理アイテム(他の調理可能アイテムと組み合わせた場合、必ず作れる料理がある=絶対失敗の組み合わせが存在しない。嘘だと思うなら試してみるといい)チグリを筆頭に、ジャム系以外なら何とでも組み合わせられるワパフサ草やカボイ根などがあり、これら基本的な材料では絶対失敗の可能性はほとんどない。また、ラフィアの花と宝珠の果実は絶対失敗の確率こそ高いものの、これらを使って作られた料理はほぼ確実にこれらのアイテム抜きでは作れない特殊なものとなる。
卑怯を覚悟で一番有利な証拠を出すなら、ロン酒と組み合わせた場合というのがいいだろう。
リムの収穫物の場合、もともと料理できないカイモドキを除けばヴィチから王魚まで何を使っても「蒸し魚」になってしまう(しかもこの蒸し魚、よくある「疲労とストレスがちょっと回復するだけ」の料理である)が、バハの場合はそれぞれ「蒸しチグリ」「ワパフサソテー」「カボイ煮」「ほろ苦い酒」「フルーツフィル」となり、上の二つはちゃんと訓練効果までついている(もちろん個人商店では高く売れる)。
とまぁ、以上を見る限りバハウルグの優位は歴然であろう。
アイテムコレクターや料理通、食通の方はもちろん、訓練の際のアイテムを自分で作りたいと思っている倹約家、雨にも負けず風にも負けずバリバリ働きたい勤労意欲あふれる仕事人、そしてなんとなくプルトでの生活を楽しんでみたい移住者の方などにも自信をもってバハウルグをお勧めする。