リリィ「……え！？　今回は私は現場に行っちゃいけないんですかぁ！？」

……しょうがないだろ。ルールに「私のＰＣ（男）」って書いちゃったんだから。

リリィ「……じゃあ、誰を行かせるんですか？」
シャウト「俺だよ、俺。ハッキリ言ってお前の１０倍はうまくやる自信があるぜ」
リリィ「（むかっ）あら？　１０分の１の間違いじゃないんですか？」
シャウト「（むかむかっ）言ってくれっじゃねーの！　なんなら今ここで決着つけようかぁ！？」

こらこら、喧嘩はやめろって。

リリィ「そうですよ。暴力反対！
　　　　だいたいいきなり女の子に向かって手を上げようとするだなんて最低ですよ」
シャウト「ふん、相手がお前じゃなきゃこんなことしねぇよ！」
リリィ「あっ、ひっどーい！　それって私のこと女だと思ってないって事ですか！？」
シャウト「どう考えようとお前の自由だ」

ああ、もうこの二人は……。
ちなみに、ポケステの相性診断でもこの二人の相性は最悪と出た（笑）

シャウト「さぁてと、おみくじおみくじ、っと。
　　　　　……を？　ラッキーアイテムは心のくまか……」

大会の無事な進行を祈って買っとく？

シャウト「高いからやめとくぜ。
　　　　　んじゃ次は性格か……なに、俺が冷たいだと！？
　　　　　もっと人に優しくって……大きなお世話だぁ！！」
リリィ「そういうことだからモテないんですよ、シャウトさーん（笑）」
シャウト「るせぇっ！！
　　　　　最後は姓名判断、っと。　……なんだとぉぉ！？（硬直）」
リリィ「……ぷっ……あははははははは！！　大当りじゃないですかぁ（爆笑）」

……一体どうしたん？

リリィ「くすくす……異性運が余りよろしくない、結婚運も同じく、だそうですよ」
シャウト「うおおおおお！　ウルグ祭なんて、ウルグ祭なんて大嫌いだぁぁぁ！！」

さて、「カイモドキかっぷ　第１回エナコン飛び入り選手権」のスタートだ。
じゃ、まずは会場の様子のほうから行ってみようか。
現在この国の魅力王はハリスって７歳のヤツだ。
こいつは若い上になかなか顔も良く、おまけにエナの子を持ってる。
しかも２位のマキャヴェリ１４歳もなかなかの人気ときた。
こりゃ、男性陣はちょっと苦しい戦いを覚悟したほうがいいぜ。

おいおい、またディフェンディングチャンピオンの勝ちとかじゃないだろうな。

そこまでは俺の知ったこっちゃないね。
それに、正直ヤロウには興味ないし。

こらこら。
やっぱり性格が「おおざっぱ」なヤツを実況に使ったのは失敗だったか？

誰がおおざっぱだ、誰が。
今の俺はパワーアップして「超ワイルド」になったのさ、間違えないでくれよ！

……あーそーかい。

さて、次は魅力女王か。
今の魅力女王はバハラって１１歳のコだな。
……うーん……ま、特に才能ステータスがあるわけでもないし、こっちは比較的楽かな？

うーん……でもどっかで見たような……。
……と思ったら、これ最初にジン・サンダーロアが移住したとこと一緒か。

だから、その辺のトコは俺は知らねぇっての。
それじゃ、いよいよ選手の入場と行ってみようかぁ！

んじゃ、まずはレディーファーストで女性陣からね。

おう、そのほうが俺も嬉しい。
じゃ、まずはエントリーナンバー１番、レネ・ペインさん！！

ジマショルグ・リムウルグ所属の１１歳。
訓練好きでコークの翼あり。そしてレベルは１８５・１４１・１８５かぁ……。

そして外見の方はと言うと……さすがにエナコン狙うだけあってかなりの美人だね。
大会終わったらプライベートでお近づきになりたいところだ（笑）

リリィ「どーせまた振られるんじゃないですか？　ここまでだってさんざんなんだし」

だぁっ！るせぇっての！！
それじゃ気を取り直して、エントリーナンバー２番、レイン・ムラサメさん！！

コークショルグ・バハウルグ所属で、７歳は女性陣中最年少。
性格は竹を割ったようで、今大会唯一のエナの子保持者。
ただ、レベルのほうは３３・３４・３４と低めかな。

エナの子保持者って一人だけだったのか？もっとごろごろ来ると思ったんだけどな。

なかなか出ないんだろ。

そうかもな。
それじゃ最後、エントリーナンバー３番、リューイ・グリンノートさん！！

ジマショルグ・リムウルグ所属で今回男女通じて最年長の１７歳。
性格は負けず嫌いで、レベルも１２２・１３２・１４１と高め。
ただ才能ステータスがないのがどうなるか……？

うーん、でも彼女も残りの二人に負けず劣らず美人だしな。
黒髪と年上の魅力ってやつを見せてもらいたいもんだな……なんて。

さてと、それじゃ次は男性陣ね。
エントリーナンバー４番、ヒイロ・ユイさん！

コークショルグ・バハウルグ所属の９歳。
さわやかな性格でレベルも１１６・７４・１０５となかなか。
ちなみに男性陣は皆才能ステータスなしらしい。

うーん……なんか顔だけ見るとさわやかってよりクールなんだけど。
まあいいや、それじゃ次……エントリーナンバー５番、フレップ・オーリンズさん！

コークショルグ・リムウルグ所属で男性最年長の１１歳。
性格は仕事好きで、レベルは１３１・１３０・１１１とやや高め。

……なんてコメントしたらいいんだろうな？
ってーかさ……男はコメントつけづらいんだけど。

……うーん。

とりあえず、最後いっとこう。
エントリーナンバー６番、デュエル・キバさん！！

ジマショルグ・バハウルグ所属、男女通じて最年少の６歳。
性格はしなやかな魅力で、レベルは１００・１００・１００。

しなやかな魅力って……かなりキリッとした顔してるんだけど。

人間見た目によらぬもの、ってことだろ。

なるほど。そういえば、デュエルさんだけが金髪だな、今回のメンバーでは。
さてと、それじゃスタジオ（？）の緑風陣さんと……一応リリィの予想も聞こうか？

私は……そうだな、エナの子が勝敗を分けると思う。
ミスタープルトはハリス、ミスプルトはレインさん。これで決まりだろう。
リリィ「はたして本当にそうでしょうか？　私は性格が大事だと思いますね。
　　　　男性ではヒイロさん、女性ではレインさんでしょう」

んじゃ最後に俺の予想を。
俺の予想では男性はデュエルさん、女性はレネさんだな。

……根拠は？

顔だ！（どきっぱり）

…………。
リリィ「……そ、それじゃ本戦のほう行ってみましょうか？」
あ、その前に、掲示板の確認を。

おっと、そうだったな。
えーと……魅力女王が１位レネさん、２位レインさん、３位バハラ。
んで、魅力王は……うおっ！？

どうした！？

１位ヒイロさん、２位ハリス、３位マキャヴェリ……！？

げげっ……ってことは！？

このままいくと、リューイさん、フレップさん、デュエルさんは予選落ちだな……。